アンタたち、お待たせ!
40歳にしてすっかりジュエリーに魅了され、ついには真珠の産地・鳥羽までやってきたアタシ。
前回は「しろやま真珠店」と「木場真珠店」を巡り、さまざまなパールジュエリーを見比べてきたわ。
でも、実際に商品を見ていると、ひとつ疑問が湧いてきたの。
「そもそも、良い真珠って何が違うのかしら?」
同じように見えるパールでも、色や形、輝きはさまざま。お値段も数千円から何十万円まで幅広い。
せっかく自分のお金で買うんだから、納得して選びたいじゃない?
ということで、次に向かったのは「ミキモト真珠島」よ!
今回は真珠博物館で品質の見分け方を学び、御木本幸吉記念館で創業者の挑戦に触れ、さらにショップでジュエリーまで見てきたわ。
結論から言うと、パールを購入する前に訪れて大正解だった!
今回は、お買い物の前にちょっとお勉強よ。
実際に購入したものや試着したものの比較はこちらの記事を参考にしてね!
ミキモト真珠島へ!到着早々、海女さんの実演に遭遇

ミキモト真珠島は、三重県鳥羽市にある、真珠の歴史や養殖技術について学べる施設。
島内には真珠博物館、御木本幸吉記念館、ショップなどがあり、鳥羽の海に浮かぶ島へ橋を渡って向かうの。
まずは、訪問を考えている人向けに基本情報をまとめておくわね。
ミキモト真珠島の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 三重県鳥羽市鳥羽1-7-1 |
| アクセス | JR・近鉄「鳥羽駅」から徒歩約5〜10分 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00(季節により変動) |
| 入場料金 | 大人1,650円/小・中学生820円 |
| 主な施設 | 真珠博物館、御木本幸吉記念館、パールプラザ |
| 海女さんの実演 | 入場料金に含まれる |
| 駐車場 | あり(有料) |
※2026年10月時点の情報。営業時間や休業日は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトを確認してね。
そして、アタシが入場すると、ちょうど海女さんによる潜水実演が始まっていたのよ!

白い装束を身につけた海女さんが次々に海へ潜り、しばらくすると貝を掲げながら海面に姿を現す。
そのたびに見学していた人たちから拍手が起こっていたわ。
ショーケースに並ぶ美しいパールばかり見ていたけれど、その背景には、こうして海と向き合ってきた人たちの仕事があるのね。
さあ、いよいよ真珠のお勉強開始よ!
真珠博物館で衝撃!高品質な真珠はわずか5%?
真珠博物館では、真珠ができる仕組みや種類、品質の違いなどを、実物や展示資料を通して学ぶことができるの。
訪問前のアタシが知っていたのは、「あこや真珠は綺麗」「照りがいいものが欲しい」くらい。
でも、展示を見て回るうちに、知らなかったことが次々と出てきたわ。
高品質な真珠が採れるのは、ほんの一握り
今回、最も衝撃を受けたのが真珠の養殖についての展示。
展示によると、核入れ手術を行ったアコヤ貝のうち、養殖期間中に約50%が死んでしまうのだそう。
さらに、生き残った貝から採れる真珠も品質はさまざま。展示で「花珠」と呼ばれる高品質な真珠に分類されていたのは、核入れした貝全体のわずか約5%だったのよ!

「えっ!?たった5%!?」
これまでアタシは、貝に核を入れて育てれば綺麗な真珠ができるものだと思っていたの。
でも、実際には長い時間と手間をかけても、美しい真珠が採れるとは限らない。
今まで「パールって結構高いわね」なんて思っていたけれど、その価格の背景には、想像以上の苦労があるのね。
真珠選びで知っておきたい5つの評価ポイント
そして、これからパールを買うアタシにとって特に勉強になったのが、真珠の品質評価についての展示。
真珠の評価では、主に次の5つの要素を見るんですって。
| 評価項目 | チェックするポイント |
|---|---|
| 形 | 真円に近いか、水滴型などの形状 |
| マキ | 真珠層の厚さ |
| キズ | 表面の小さな凹凸など |
| テリ | 真珠の光沢・輝き |
| 色 | 真珠そのものの色味 |
特にアタシが気になったのは「テリ」。
パール特有の美しい光沢は、やっぱりジュエリー選びで重視したいところよね。
そして、展示の説明で思わず頷いてしまったのが、色についての記載。
「人によって好みは様々」
……そうよね!!
どんなに品質が良くても、最後に身につけるのは自分。
ピンクがかったパールが好きな人もいれば、白やグレー系が好きな人もいる。
品質を理解したうえで、自分が一番美しいと思えるものを選びたいと改めて感じたわ。
ちなみに、真珠にはあこや真珠だけでなく、南洋真珠、黒蝶真珠、淡水真珠などさまざまな種類があるの。
色も形も本当に豊富で、パールの世界の広さに驚かされたわ。
養殖真珠と模造真珠を触って比較!
もうひとつ面白かったのが、養殖真珠と模造真珠を触り比べられる体験展示。
実際に両方のネックレスが置かれていて、その違いを確かめることができたのよ。

アタシが触ってみたところ、模造真珠は軽くてつるつるした感触。
展示の説明では、真珠同士を優しくこすり合わせたとき、ざらつくような抵抗を感じるのが養殖真珠、つるつるしているのが模造真珠だと紹介されていたわ。
実際に触ってみると、確かに違う!
ただし、これは博物館で用意された体験用の展示だからできること。お店の商品を勝手にこすり合わせるのは避けてちょうだいね。
パールのお手入れは意外とシンプル
真珠は汗や汚れが付着したままだと、輝きに影響することがあるそう。
博物館では、使い終わったあとに柔らかい布で汗や汚れを拭き取ることが大切だと紹介されていたわ。
真珠って繊細だからお手入れが大変そうと思っていたけれど、日頃の基本は意外とシンプルなのね。
これならアタシにも続けられそう。
2階には豪華絢爛なパールジュエリーも!
真珠について学んだあとは、2階のジュエリー展示へ。
ここでは、真珠をふんだんに使った王冠や鐘、五重塔などの豪華な作品を見ることができたの。

繊細な装飾のひとつひとつにパールが使われていて、まさに芸術品!
ただ、さっきまで高品質な真珠の希少性について勉強していたアタシ。
「……このフロア、総額いくらなのかしら?」
つい庶民的な計算を始めてしまったわ。
美術品を前にしても、お金のことが気になってしまう。
これが自分の財布を守って生きる会社員の性ね!
御木本幸吉記念館で感動。諦めずに挑戦し続けた創業者の人生

真珠博物館の次に向かったのは、ミキモトの創業者・御木本幸吉の生涯を紹介する「御木本幸吉記念館」。
真珠博物館やショップから少し離れた場所にあり、アタシが訪れたときは比較的静かな雰囲気だったわ。
でも、ここはぜひ足を運んでほしい!
特に、仕事を頑張っている人にはおすすめしたい場所だったのよ。
アコヤ貝が全滅しても諦めなかった
展示を見ていて一番心を動かされたのが、幸吉の挑戦し続ける姿勢。
真珠養殖に取り組む中で、赤潮によって育てていたアコヤ貝が全滅してしまうという困難もあったそう。
時間もお金もかけてきたものが、すべて失われてしまう。
普通だったら、心が折れてもおかしくないわよね。
でも、幸吉はそこで諦めず、年齢を重ねても挑戦を続けたの。
アタシも普段は会社員として働いているけれど、仕事って思いどおりにいかないこともあるじゃない?
それでも、諦めずに試行錯誤を続けることには意味がある。
なんだかジュエリーを見に来たはずなのに、仕事へのモチベーションまで上げてもらった気分だったわ。
エジソンとのやり取りが、なんとも粋!
そして、もうひとつ好きだったのが、発明家エジソンとのエピソード。
展示によると、エジソンは幸吉の功績を称え、自分にもダイヤモンドと真珠だけは作り出せなかったと話したのだそう。
すると幸吉は、エジソンの発明を月に例え、自分の仕事は数ある星のひとつにすぎないと返したというの。
なんて粋な会話なのかしら!
互いの功績を認め合いながら、相手を立てる。しかも月と星に例えて返すなんて、おしゃれすぎない?
アタシだったら、突然エジソンに褒められても「えっ、ありがとうございます!」くらいしか言えないわ。
こんなふうに、年齢を重ねても挑戦を続けながら、気の利いた言葉を返せる人になりたいものね。
パールプラザでお買い物!憧れのMIKIMOTOも見てきた

たっぷりお勉強したあとは、もちろんお買い物の時間よ!
ミキモト真珠島には「パールプラザ」というショップがあり、真珠を使ったさまざまな商品を見ることができるの。
アタシが訪問したときは、ミキモト真珠島オリジナルの商品と、MIKIMOTOのジュエリーを扱うコーナーが分かれていたわ。
オリジナル商品は比較的手の届きやすい価格帯のものもあり、ほかにも真珠に関連したスキンケア商品や化粧品などが並んでいたの。
SNSで見たベビーパールのリングを発見!
そして、MIKIMOTOのコーナーで見つけたのが、SNSで気になっていたリング。
小さなベビーパールが3連に並び、ゴールドの粒があしらわれたデザインよ。
「あっ!これ、SNSで見たやつ!!」
ただ、スタッフさんによると人気が高く、訪問時には11号の在庫しかなかったそう。
今回はリングを買う予定ではなかったけれど、こういう可愛いデザインを見ると、また物欲が刺激されてしまうわね。
店員さんとの距離感が、ちょっと面白かった
そして、ショップでもうひとつ印象に残ったのが、スタッフさんとの距離感よ。
店内には楕円形のショーケースがあり、その内側にスタッフさんがいらっしゃる配置だったの。
アタシがショーケースに沿ってゆっくり歩くと、スタッフさんも内側から同じペースで移動しているのよ。
アタシが歩けば、スタッフさんも歩く。
アタシが止まれば、スタッフさんも止まる。
しかも、その距離はおよそ1メートル。
「……あら?アタシ、完全に見守られているわね?」
もちろん、いつでも質問に対応できるようにしてくださっているんだと思うわ。
でも、あまりにも自然に同じ速度で移動してくださるものだから、だんだん面白くなってきてしまったの。
ちなみに翌日、伊勢のおかげ横丁でもMIKIMOTOのお店に立ち寄ったんだけど……。
なんと、そこでも同じようにつかず離れずの距離で見守ってくださったの!
「これがミキモト流の接客なのかしら!?」
と、また笑いそうになってしまったわ。
もちろん、どちらのお店でも丁寧に対応していただいたというお話よ。
ちなみにパールプラザの店内は撮影禁止だったため、今回は外観の写真だけ。
素敵なジュエリーをいろいろ見せていただいたけれど、こちらでも購入はせず、次のお店へ向かうことにしたわ。
真珠について学んだあとは、実際のお店巡りもおすすめ。鳥羽・伊勢で訪問した真珠店の比較はこちら!
ミキモト真珠島は、パールを買う前に訪れてほしい場所!
今回のミキモト真珠島訪問は、想像以上に充実した時間になったわ。
真珠博物館では、養殖の難しさや品質の評価方法を学ぶことができた。
そして御木本幸吉記念館では、諦めずに挑戦し続ける姿から元気をもらえたの。
ジュエリーを買うために訪れた鳥羽だったけれど、ジュエリーの歴史やものづくりに触れる時間も、こんなに楽しいものなのね。
これまでは「綺麗!」「可愛い!」という感覚で選んでいたパール。
もちろん、これからも自分の好みは大切にしたい。でも、その美しさの背景にあるものを知ったことで、もっと愛着を持って選べそうな気がするわ。
そして、ここまで勉強したアタシは、ますますパールが欲しくなってしまったのよ。
だって、こんなに手間をかけて生まれてくる美しい真珠を、毎日の生活の中で身につけられるなんて素敵じゃない?
よし、今度こそ運命のパールを見つけるわよ!
ということで、いよいよ次に向かうのは、SNSで見かけてからずっと気になっていた「浜幸パール」。
果たして、真珠について学んだばかりのアタシは、どんなパールを選ぶことになるのか?
次回、「浜幸パールで運命の出会い!照りに惚れてネックレスとピアスを購入した話」をお届けするわ。
女たち、強く生きてこ!



